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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20160106】日本宗教学会の宮田教授の発言について⑯(結び)

こんにちは(´・ω・`)

さて、宮田教授の日本宗教学会での発言について、幾つかの回数を重ねて読み直してみました。
この内容、Youtubeにアップロードされている音声を文字化して、それをもとに見直してみました。

この音声内容を聞くにつけ、いまだ完全に固まっていない内容を発表しているという風に僕は聞き取れましたが、皆さんはどの様に思われたのでしょうか?



この内容について、宮田教授は自身のHPに再掲をしている事は、以前の記事でも紹介していますが、ここでもう一度紹介しておきます。

学問的研究と教団の教義―創価学会の場合

まあこういった議論というのは、これからも起きるであろうし、創価学会の教義自体、今後どの様な変化をしていくのか、僕にも予測は着きません。

以前に僕は安房小湊(千葉県の小湊)にある誕生寺や、幼少の時期の日蓮と道善房が出会ったという西蓮寺や清澄寺を尋ねました。また領家の尼が関係していた東条御厨も訪れ、身延山の草案跡も見てきました。


<安房小湊 西連寺>

<東条御厨>

いずれの地を実際に自分の足で歩き、感じた事ですが、やはり七百年という時間の経過は如何ともしがたいという実感でした。安房小湊の西連寺から少し歩くと、遠くに太平洋が見えますが、その風景を見てつくづく事を実感しました。

日蓮とは鎌倉時代に生まれ活躍した僧であり、その行動や思想というのは多くの人を魅了してきました。だからこそ、その人物を尊敬するあまり、数多の伝説も作りだされ、その日蓮の数多の著述の中にも、「後世の偽書」と言われる書簡も多数紛れ込んでしまったのでしょう。

この七百年以上という時間の経過の中で、こういった事が繰り返され、今では日蓮の実像というのは見えなくなりかけています。

考えてみれば仏教始祖の釈迦という人物についても同様な事が云えます。
こちらの方は二千年以上経過しているので、その実像はいまや遥か時間の彼方へと消え去り、幾重ものプリズムを介してしか伺い知る事が出来ません。

しかしこの先哲たちの思想は、様々な弟子たちが丁々発止の議論の中で、様々な体系化が為され、今の仏教哲学という一大思想体系が築き上げられました。仏教全般もそうですし、日蓮仏法と呼ばれる思想哲学についても同様です。

よく創価学会が宗門や顕正会などと対論の際に「文証を示せ!」という言葉を言いますが、こういった時代背景を知ると、その「文証を示せ」といいながら、自宗派自教団の正統性を誇示するだけの議論に果たしてどれだけの意義があるのでしょうか。

今の世界、人類は未曾有の危機に直面しています。
そしてその危機の根源は、人類の持つ「宗教心」によるものが大きいのではないでしょうか。

そうであれば、新たな思想という事も必要になると思いますし、創価学会として「本音」は脇に置いておいて、「世界宗教」というものを目指したのは、その指導的な思想として「日蓮仏法」を置こうと考えていたのは紛れもない事実です。

そうであれば、今回の教義改正というのは、創価学会の会内において、教義的な議論を巻き起こす絶好の機会であるはずです。

「論争の為の議論」「自身の正統性を誇示する為の議論」
そういったものではなく、日蓮の説き示した仏法というものを、より昇華させ新たな展開をするための議論というのを、このあたりで起こしてみても良いのではないでしょうか?

考えてみれば仏教の中で、いまある哲学体系を構築する過程において、多くの先哲達はそういった行動を取ってきたわけです。そしてその結果、世界三大宗教の一角を為す仏教という宗教も確立されたのだと思います。

本当に日蓮の「志」、そしてその教法というのが、日蓮自身が述べた様に「万年の外未来までも流るべし」というものであれば、そういった議論にも耐えうるものを持ち合わせているはずです。

そういった議論が今後、どの様に始まるのか、始まらないのか。
この宮田教授が日本宗教学会で発表したものは、一つの試金石にならないものかと、僕自身は勝手に考えていたりします。

皆さんはどう考えますか?

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