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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20160411】人生は勝利だけでは語れない

こんにちは(  ̄ー ̄)ノ

今日は花曇りでヒンヤリとした朝ですね。
新年度も始まり、少しは仕事が落ち着くように見えてますが、どこに伏兵がいるかわからず、今日もバタバタな一日になるのかと思ったり。

この週末にネットで「奇跡のりんご」という映画を観ました。

これは無農薬りんごを作っている青森のりんご農家、木村秋則氏の自著を映画化したものです。

奥さんが生来体が弱く、その為に無農薬栽培を始めて苦節十年。無農薬りんごの栽培に成功した木村氏ですが、確かこのブログでも随分と前に取り上げた記憶があります。

その自著が「奇跡のりんご」という本ですが、この本には宇宙人との遭遇やアブダクション、また臨死体験や龍を観た話もありました。しかし映画の中で当然の事、こういった話は、はしょられていました。

木村秋則氏という人物はとてもユニークであり、それは自著を読むと解りますが、ネットで検索してみると、賛否両論ある人物ですね。

例えば化学農薬を使わず酢酸とワサビをつかった防虫対策をしていますが、酢酸も化学農薬としてあるから「無農薬ではない」と言われていたり、また宇宙人とかアブダクションの話をしているのは情緒不安定な人だとか、批判の内容は様々です。

それ以外にも「無農薬」にはリスクがあり、木村氏はたまたま上手く行っただけで、それが一般的になると危険という話もありました。

ただ僕はこの人の本を読み、人間とは自然と共生して生きていくという考え方や、文からにじみ出てくる純朴さに好感触を持っています。
また何よりも現代文明に対する危機感が根底にあって、その危機を考えたときに、木村氏としては無農薬栽培という方途が大事だと思っている処にも感銘しました。

創価学会では「勝利」を教えています。

僕も青年部時代には、この「勝他(他に勝ること)」を常に叩き込まれ、生きてきました。

この「勝利」への拘りというのは、創価学会では特に重要視されていますが、これは今の人類にとって普遍的なものではないかと感じることがあります。

政治、経済、医学、その他諸々に「勝利」と「敗北」の二極化した考え方ったありませんか?

木村秋則氏が奥方と結婚し、その実家のりんご農園を継いだとき、りんごの栽培としでは多量の農薬を使い、害虫駆除と病気予防を徹底した方法が取られていた訳ですが、この栽培法も自然との「勝負」という取り組みなんだと思います。

一方で木村氏が行き着いた栽培法とは、自然との勝負ではなく「共生」でした。

勝負をすれば相手を組伏せる事が出来る。
しかしそこには組伏せたモノの反動力というのは常に存在し、こちらが力を抜くと容赦なく反動力が「しっぺ返し」として現れてきます。

木村氏が自然との共生を思い、無農薬栽培をはじめて自殺寸前まで追い込まれたのも、根底にはこの反動力があったのでは無いでしょうか?

人生とて同じこと。
様々な事柄に「勝利する」事を求めたら、その分、反動力を蓄積するのかもしれません。

勝ったとか負けたというのは、生きていくのに現れる事象の一形態です。当然、勝つことを目指すわけですが、勝負であれば、勝つときもあれば負けるときもある。

大事なのは勝ったときに何を学び、負けた時にも何を学び、その勝った負けたを通しながらも周囲と共生していける一人ひとりであるかどうかだと思うのです。

仏法では「縁起」を説きます。
これは一人一人が単独で存在するという事ではなく、周囲との関わりのなかに自分自身も存在するという思想です。

そこには木村氏の述べる共生という事に通じる思想があると思いますよ。

この映画を観ながらも、そんな事を考えてしまいました。
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