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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20161025】御本尊は法華経か

こんにちは( *・ω・)ノ

今日は午前半休して、のんびり出社してます。
まあフリーランスとはそんなもので、社員であれば、やはり上司からの評価もあったりで、組織人として生きなければなりません。
しかしフリーランスは評価といえば、契約更改の有無で為され、評価も勤務態度というよりも業務結果が問われます。

つまり「己の能力」だけで生きていかねばならないので、後は全てが自己責任。

いまの時代、正社員というのがもてはやされますが、仕事人としての覚悟も必要な時代です。
だからフリーランスに近い感覚は持たねばならないのではありませんかね?

さていま「任用試験について」をシリーズ化して書いていますが、この任用試験の資料を見ると、日蓮の曼荼羅と法華経が同じ位置付けで書かれています。

日蓮の御書の「此の経」という処を「これは御本尊を指しますが」と書かれている部分が多々あるのですが、僕はこの点について少し違和感を持ってます。

法華経とは謂わずと知れた「妙法蓮華経」という大乗経典です。元のお題は「薩達磨分陀利伽蘇多攬」というもので、鳩摩羅什三蔵が漢訳したと云われています。
前にも書きましたが、大乗仏教とは釈迦が残した教えから端を発した一大哲学であり、多くの人師や論師が様々な理論体系を構築したものです。
そしてその最高峰と言われるのが法華経ですよね。

一方、日蓮の著した曼荼羅とは、その法華経の虚空会の姿を一幅の紙面に書き表したもので、法華経が解き明かした「一念三千」という法門を具体的な形として表現したものです。だから「事の一念三千」と呼ばれるわけです。簡単に云えば。

理論を解き明かしている書物と、その書物に書き示された世界観を表現した曼荼羅を、はたして同列に扱うべきものなんでしょうか?

曼荼羅の存在意義は経典の理論体型があればこそで、ではその曼荼羅だけで、元の理屈を包含出きるのでしょうか。
僕はやはり曼荼羅とは経典から派生したモノであって、それを経典と同列に語るのは無理があると思うのですが。

「法華経のエッセンスを纏められたのが御本尊なのだから、同列に決まっとる!」

恐らくそんな意見も出るのでしょう。
しかし例えば仏教に無知な人達に、法華経の漢訳版である「妙法蓮華経」を渡し、これが仏教の最高峰だと教え、これを学ぶようにとしたら、その渡された人々は妙法蓮華経を読み始め、そこから書かれている事を学んでいくと思います。
しかし日蓮の曼荼羅を、同じく仏教の最高峰だから学べと言ったら、その人たちは何を学べますか?

僕は曼荼羅からは学べないと思うのです。

だから法華経と曼荼羅を同列に扱い、曼荼羅を法華経と読み替えさせるのは、ある意味で大きな誤解を生むと思いますよ。

そこにも創価学会の教学の「こずるさ」というか、「レトリック」があると思いますし、その渕源を辿ると、日蓮正宗の教義のズレにも行き着くのではないでしょうか。

最近でも僕は勤行をしています。

そりゃー創価学会の活動家の様に「祈祷師の如く御本尊様をぐらぐら揺らすような祈り」なんてしませんが、御本尊に相対したときには、今ある自分に感謝とか、その環境に在ることに感謝する様に祈ってます。

御本尊とは観心であり、云わば自分の心の対鏡だと考えていますので。

そんな中で最近になって感じることですが、果たしてこの信仰に曼荼羅は絶対的に必要なモノなのかと言うことです。

僕は生活するなかで、思い立った時にはお題目を口ずさみながら、事に当たってます。

仕事で大変な時、生活で問題が起きたとき、それこそ嫌なお客の前に行くときなんかも口ずさみながら、生きています。

だから別に仏壇の前だけが、祈りの場だという感じは持っていませんし、何も勤行だけが自行ではないと思います。
まあ曼荼羅はあったらあったで助かりますが、それが無いと信仰が出来ないかというと、そんなモノではないでしょう。

この事を簡単に例えるならば、自宅の中に鏡があれば越したことは無いのですが、無ければ無いなりに生活はできる。そんな感じを持ってます。

「此の御本尊全く余所に求る事なかれ只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり」
(日女御前御返事)

こうして考えてみると、本来、仏教が求めているのは、モノとしての法華経とか御本尊ではなく、やはり己心の中にある存在を理解する事であり、そこにモノとしての拘りは実はないのかも知れません。

ちょっと今回は、落とし処が変わってしまいましたが、こんなことを御本尊と法華経から考えてしまいました。
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