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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20170912】理と事、そして法難①

こんにちは(  ̄ー ̄)ノ

教学試験の勉強、進めている様ですがどれだけ理解度があがってるんですかね。
先日、嫁が配布している模擬試験の内容を拝見しましたが、ありゃ昔の任用試験みたいなものですよ。内容が劣化してませんか?

まあ創価学会で仏教に縁する人は多いかもしれませんが、やはり仏教や、そもそも日蓮を「宗祖」と仰いでいたはずが、今では池田会長が「宗祖」の様であり、信濃町界隈が作り出す池田伝説が歴史、また新・人間革命や過去のスピーチが教えの様な組織で、仏教は刺身のツマ程度ですから、そんなものになったのかもしれませんね。

日蓮教学(興門派)では諸法実相の実相が一念三千という教理で、その一念三千を、天台大師が摩訶止観等で述べた一念三千は「理の一念三千」であり、日蓮が残したのは「事の一念三千」と教えてます。

「理」と「事」は何が違うのかと言えば、理とは理屈の上と言う事で、事とは事実の上という意味ですね、ざっくりと言えば。

天台大師は法華経を中心とした大乗仏教から一念三千という理論を構築し、それを自分自身で体得する手法として「止観」を説きました。
一方の日蓮はお題目を唱える事、そしてそれを社会の中で実践する事で、様々な迫害を受け、それが法華経と寸分違わぬ事をもって、法華経の一念三千を事実として体得するという事を説きました。

創価学会が「活動偏重」となるのは、こういう違いからも来ているのかと僕は考えています。

要は学んでそれを瞑想するよりも、実践の行動こそが尊いんだという事になります。学会活動の中で「座して瞑想に耽るより云々」という言葉も、こういった事から派生しているのでしょう。

僕は青年部時代に先輩からは「思索する時間を作れ」とよく言われました。要は自分の活動する理由や目的はしっかり考えなければダメだという事でしょう。しかし実際に創価学会の活動をすると、そんな悠長な時間を取ることはとても困難です。

創価学会の幹部とは得てして浅慮な人が多いのも、そういう事が原因なのです。

思索する暇がない。常に何かに追い立てられて活動に没頭する。そんな日常では無いでしょうか。

さてここで、社会の中で法華経を実践するという事について考えてみましょう。
ちょうど今は教学試験の季節なので、日蓮の法難史から少し考えてみたいと思います。

「まいこたさ」。これは代表的な法難についての暗記法で語られる事ですが、「ま」は松葉ヶ谷、「い」は伊豆流罪、「こ」は小松原、「た」は龍ノ口、「さ」は佐度流罪です。これらの法難は立正安国論を最明寺入道(北条時頼)に上呈してから始まります。

立正安国論で日蓮がターゲットにしたのは法然でした。当時の世の中には法然の説いた念仏がかなり広まっていました。幕府の中では北条重時(極楽寺入道)が熱心に信仰していたと言います。
だから松葉ヶ谷の法難の影の首謀者は北条重時であったと考えられます。

当時は鎌倉大仏を建立している時期で、それには多くの職人が携わって居ました。
鎌倉の大仏は阿弥陀仏です。幕府の方針としては仏教の本質を取り入れるというより、当時の都に負けない都として鎌倉を打ち立てようとしていました。だから仏教各派の高僧を次々に鎌倉に呼び寄せ、寺院を建立していました。

日蓮は正嘉の大地震による鎌倉の惨状を見て、立正安国論の推敲を始めたと言いますが、そう言った人々の惨状とかかわりなく幕府の寺院整備といった公共事業は進められ、そこには巨額な資金も流入した事でしょう。

立正安国論はそういう幕府の中に一石を投じました。「それは仏教本来の教えではない」。

恐らく幕府本体と言うよりも、それに群がる宗教者達の間にそれは大きな波紋を呼んだと思います。そして幕府の主要人物のうち、それに反応したのは北条重時でした。

時は鎌倉大仏を建立している時期。そこに職を得ている人達に対して、日蓮という僧が法然上人を誹謗し、あなた達の仕事を奪おうとしている。この様に焚き付けたのも、黒幕として北条重時が居たのかもしれません。そして重時の周囲には鎌倉在住の宗教者達も当然いた事でしょう。

日蓮が立正安国論を上呈してから一ヶ月半の後、その幕府の回答は松葉ヶ谷の法難となり日蓮を襲いました。
恐らく草案を襲った多くの群集は、鎌倉大仏の建立に携わっていた人達だという説がありますが、彼らにすれは仕事を奪う大悪人として日蓮は見えたのかもしれません。

日蓮は純粋に「仏法のため」と主張しましたが、恐らくそれを受けとる側の多くは自分達の既得権益が脅かされるということから日蓮を襲ったと思われます。

翻り、創価学会は果たして日蓮と同じスタンスとなっているでしょうか?

確かに初代牧口会長、第二代戸田会長の時代の創価学会は既得権益に切り込みを入れる組織であったかもしれません。しかし第三代が作り上げた創価学会は、日本の既得権益側に入り込み、それを守る立場となりました。

恐らく今の時代、もし日蓮と同様に原理原則を主張する人物が現れたら、創価学会は鎌倉時代の宗教者よろしくその人物を迫害する側に回ることは疑いようがありません。

面白いですね。
亊の一念三千を主張した宗祖を持つ教団が、その宗祖の行動とは真逆な組織になるなんて。

この話はもう少し続けていきます。
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