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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20160203】南無妙法蓮華経について③

こんにちは( *・ω・)ノ

さて南無妙法蓮華経については続きますよ。
前回からの続きです。

「又云く梵語には薩達磨芬陀梨伽蘇多覧と云う此には妙法蓮華経と云うなり、薩は妙なり、達磨は法なり、芬陀梨伽は蓮華なり蘇多覧は経なり、九字は九尊の仏体なり九界即仏界の表示なり」

ここで妙法蓮華経の音訳について語ります。
「サダルマ・プンダリーカ・スートラム」
これが梵語の妙法蓮華経ですが、これを音訳し、そこにある九文字が九尊の仏体を表すとの事。でも読むと十文字なので、何故に九文字というのか、僕には理解できませんでした。

ただここでいう「九尊」とは密教の胎蔵界曼荼羅で表される仏の事で、これは恐らく天台密教から来ているものだと思います。

日蓮を学ぶと「密教」について、かなり攻撃的ですが、この御義口伝にこういう事を述べていると云う事は、つまり密教自体も単純に否定する立場では無いことが解ります。

「妙とは法性なり法とは無明なり無明法性一体なるを妙法と云うなり蓮華とは因果の二法なり是又因果一体なり」

ここで「妙」とは法性(悟り)の事を云い、「法」とは無明(迷い)の意義があると述べ、「妙法」という事は迷いも悟りも同じことであるという意義があると言っています。

ではなぜ「妙」が法性で「法」が無明なのか?
これについては後々出てきそうなので、ここでは割愛します。

「蓮華とは因果の二法なり是又因果一体なり」

蓮華と云う華は、開花した華には既に種が備わっていることから、この蓮華の姿を通して、結果(華)の中に原因(種子)が内包しているという事を表しているそうです。

これはつまり因果一体であり、原因を作り出したときに、そこには既に結果が備わっているということですね。
また広く見たときに、原因としての菩薩行を行っている時点で、そこには結果としての成仏は確定しているという事も指すそうです。

「経とは一切衆生の言語音声を経と云うなり、釈に云く声仏事を為す之を名けて経と為すと、或は三世常恒なるを経と云うなり、法界は妙法なり法界は蓮華なり法界は経なり蓮華とは八葉九尊の仏体なり能く能く之を思う可し已上。」

経というのは全ての人々の言葉を指すといいます。天台の解釈で声は仏事を行うとは、この経という文字から出ています。
また現象世界はここまで述べた妙法であり蓮華であり経であるも言います。そして蓮華とは仏の体を指しているともいうのです。

この事についてはよくよく考えなさいとして、締め括っているのです。

つまり日蓮の唱える南無妙法蓮華経にはこれだけの意義があると云うことを述べていますが、ここから見えるのは仏教の演繹法による思考展開であり、釈迦が述べたかったのは「妙法蓮華経」に含まれ、日蓮が述べたかったのは、この妙法蓮華経に帰命するという事だと思います。

それ故、御義口伝の冒頭にも御題目が述べられたのではないでしょうか?

次回はこの事について、もう少し噛み砕いて書いてみたいと思います。

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