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想学談林-管理者の部屋

想学談林の管理人が、たまにぼやく言葉の部屋です。 お時間があれば、お付き合い下さい。 想学談林:https://sougakusalon.wixsite.com/sougaku-danrin/home

   

【20160726】立正安国論に学べ

こんにちは(  ̄ー ̄)ノ

今朝がた神奈川県津久井で発生した福祉施設の死傷事件、背景には一体何があるんでしょうか。
何か最近は変な事件が世界中にチラホラと発生しています。かのカール・グスタフ・ユング氏は、第一次対戦を深層心理の立場から予見していました。

要は個人個人の心の奥底に流れる無意識の中でおかしな動きを感じての事だったと思います。

いまの世界、イスラム国というテロ運動が表面に表れてはいますが、人類の奥底の意識の中で、一体何が起きているんでしょうね。

全くもって不気味な感じがする今日この頃です。

さて今日は立正安国論を元に少し記事を書いてみます。
日蓮門下の中では「予言の書」みたいな感じでこの御書を捉える風潮があります。しかし改めて読み直して見ると、これは「予言の書」ではないと僕は考えているのです。

確かにこの中で「自界叛逆難」と「他国侵逼難」を予見し、それは後に「二月騒動」と「文永・弘安の役」となって起きました。
これだけを考えると「日蓮はやはり本仏で、我々の計り知れない神通力をもって予言されたのだ」と思うのかも知れませんが、当時の鎌倉は日本の政治の中心地であり、幕府の中の不穏な空気を日蓮は察知していたかもしれませんし、日宋貿易で中国との交易も盛んであった事から、当時の元(蒙古)の動きも知っていたとしても、なんら不思議なことではありません。

大事なことは、世の中の情勢の表明的な事を読むのではなく、その奥底に流れている事に目を凝らすことが出来るのかと言うことです。

恐らく日蓮は、そういう処を鋭敏に感じていて、それを指摘するために経典を引用しただけなのではありませんかね?

何せ当時は政祭一致の社会で、その基本的な思想に仏教はありましたから、経典を引用しての指摘には、幕府にとってもそれだけインパクトがあるものであったと思います。

あと一つは、このことは本サイトの想学談林にも書いていますが、当時の仏教は「鎮護国家」が主たる役目でもありました。
だから「鎮護国家三部経」を儀式として講義して、その経典の持つ摩訶不思議な力を持って国の安寧を図ろうという考えがありました。

しかし日蓮はそれらの経典を全て法華経の解説書として位置付けし、法華経をあしく敬うということから人々の心が影響をうけ、そこから社会が混乱し、様々な災いが起きると述べたのです。

「神天上の法門」についても、けして擬人化した神様がいて国を護るとかではなく、人々の心の内にある「善性(善なる性質)」であり、社会の思想が狂うと、その心が人々の中から消えていくという事を述べたものだと思います。

また日蓮が延べたのは、自分の宗派を大事にしろとか、自分の主張する教えに従えという事ではなく、仏教開祖の釈迦の本意を求め、それを元に幕府は善政を敷くべきであり、その本意とは法華経にあるという事を主張したのであり、その為に国家鎮護三部経を引用して論理を組み立てています。

これが国家諫暁というものでした。

何も正義の教えを権力者に説くとか、そういう事ではなく、社会思想の本来あるべき論を呈示したまでの事です。
だからこの立正安国論には「国構えに民」という、貞観政要という幕府法制の元になった中国古代書にあった文字を随所に用いたと思うのです。

翻り現代に目を移しましょう。
今の時代は鎌倉時代の国家とは異なります。
社会制度は民主主義となり、政教分離の世の中です。日本は立憲民主主義の国となっていますよね。

こんな時代に教条的に立正安国論を述べた処で意味はなく、単に法華経を信じよ!日蓮を信じよ!などと言っても無意味であり、むしろカルトの謗りを受けるでしょう。

この時代にあって立正安国論を読むならば、やはり「人間主義」という事を念頭に置けるかどうかだと思います。

ここでいう人間主義とは、基本的な人権の尊重を元にした、人を手段とする社会ではなく、人を目的とする思想だと考えています。

法華経で何が説かれていたのか。
それは全ての人々は心の奥底に「仏性」を持ち、それぞれの人生にそれぞれ目的と意味を持ち生まれてきたという事です。

しかし現実には、日本において、例えば自公政権になり、小泉政権に於いては、竹中平蔵氏が主導して規制緩和が行われました。

規制緩和自体はけして悪ではありません。      問題はそこから人々は資本主義の部材として扱われるようになってしまい、本来企業の役目は社会の雇用確保というものから、単なる営利団体となってしまった事だと思います。

この一点を取ってもおかしな社会になったと思いますが、昨今ではこの自公政権は立憲民主主義を蔑ろにし始めていますよね。

安保法制などは最たるものでしょう。
先日、地元の壮年部と話をしましたが、今回の閣議決定で集団的自衛権を認めたことに「何が問題なんですか?」「なぜ憲法解釈を閣議で変更してはいけないのですか?」という発言をする体たらく。

政治に関わるのであれば、もっと学んで欲しいものですが、学ぶ姿勢すらありません。

こんな人間が政治の活動をしていて、果たして良いのか?
そんな事を実感もしましたが、それが今の創価学会であり、自称・日蓮直結の教団だそうです。

日蓮は鎌倉時代に於いて、大きな思想的な革命を行いました。しかし日蓮門下を名乗る創価学会を始めとした各教団は、一体何をしているのでしょうか?

もう一度、立正安国論を学び直せ!
またそれは教団が発刊する教材ではなく、自分自身の頭を使って取り組んで欲しいと思います。

「諸法実相」これは日蓮が述べた言葉でもありますが、諸法とは社会を示し、実相とは社会を作り出している人々の心を指すのです。

社会情勢が怪しい現代において、一人ひとりが取り組まねばならない事が、そこから見えてくるのではないですかね?
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